高田義裕の人生論

今日の箴言

この世には、近づけば近づくほど見えず、追いかければ追いかけるほど、離れる事柄もまた存在すること。それは性的快楽の追求であり、理想の異性を追い求め続けることである。それらは、すべて雲を掴むような虚無でしかないのである。

2.素晴らしいこと、立派なこと、偉大なこと、価値あることとは、それを成し遂げた側だけではなく、それを成し遂げてはいないが、それを正しく認めてくれたり、それを正しく理解してくれたり、それを評価してくれたり、それを必要としてくれている、受け取る側との両者が揃って、初めて、成立し、あくまでも、存在できるようになるからである。

3.ある物事に対して、反対することは、賛成することよりもはるかに難しい。なぜなら、その反対する事柄についてよく調査し、熟知し、何が反対の理由なのかを筋道立てて考え、相手に納得のいく仕方で、すべてのことを調べなければならないからである。よって、反対することは、並大抵のことではなく、一つの立派な仕事なのである。しかし、ここで、理っておかなければならないことは、すべての事柄をすべて調査し、知り得ているわけでもないのに、ただある一面だけを見て、勝手気ままに反対するというのは、それは決して反対とは呼ばず、それはただの中傷であり、最も次元の低い単なる不平としか、人々に認知されないのである。

4.男女とも、マスターベーションに耽っていたり、その状態で満足しているような段階では、結婚という大人の生活の段階は踏めないこと。

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