高田義裕の人生論

今日の格言

この世界はすべて仮定でできている。

この世界はすべて仮定でできている。すなわち確定出来るものが一つも無いのである。例えば、すべての物質は原子でできているというのも、それはあくまでも仮定であり、確定では無い。また、宇宙はビッグバンによって誕生したというのも事実ではない。それはあくまでも仮定である。要するにこの世界にはこれは確実にこうである、と証明されているものは決してないのだ。すなわち科学者が自然の原理なり、仕組みを研究していくと、いろんな考え方が出てくる。その中で一番その様に考えた方が世の中の仕組みを説明し易いという便宜的理由でそれを一応真実と仮定しようというわけである。よって、その後にもっと世の中を上手く説明出来る理論なり、考え方が出てくれば、それが今までの古いものに取って変わって新しい事実として仮定されるわけである。すなわちその様に仮定した場合、物事を扱うのに都合が良いという便宜的理由でそれはその存在を与えられているのである。これを一般化して言うと、Aというものは、BとCというものに明確に分けられる、ゆえにAはBとCの和で表される、と断言出来るのでは決して無く、便宜的にAというものをBとCの和と見なした方が上手く説明も付くし、より便利であるという判断の元にそれを一応真実として仮定してそれを採用しようという事なのである。

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