高田義裕の人生論

今日の格言

絶望社会

なぜ占いはよく当たるのか。それは私達の人生の50%は決まっていて、残りの50%は決まっていないからである。であるから、自分の誕生日で人生の半分は決まっているのである。誕生日とはすなわち生まれた日であり、それは時間軸で言えば、それぞれの時代のロケーションの事である。すなわち人生の位置に属するもので、例えば、田舎に生まれたら貧しい生活という条件が付いてくるし、都会に生まれたら便利な生活というものが付いてくるという事と同じなのである。しかし残りの決まっていない50%の範囲内で田舎に生まれても自分の努力で都会に繰り出し、ビジネスに成功して大金持ちにもなれる。また、せっかく都会に生まれても残りの決まっていない50%の範囲内で自助努力をしなければ都会の片隅で浮浪者生活で終わる事もある。この生まれて来た時点で既に決まっている50%とは、悪い意味での50%であり、まだ決まっていない50%とは良い意味での50%である。しかし良い意味という事はそれだけ人間としての人格や資質や体力や辛抱強さという積み重ねの努力が必要不可欠であるという事で、大半の人間は良い意味での50%を活かしきれない。すなわち、自分を十分に磨く事が出来ないで終わるのである。例えば、良い意味での50%の内、30%までしか自己精錬出来なかったとすれば、悪い意味での50%から良い意味での30%を引いて、残りの悪い意味での20%が人生となるのである。占い師は当然、生まれて来た時点で決まっている悪い意味での50%の部分だけをあなたに教えるから、結果的に占い師の言うことが当たってしまうのである。しかも現在の時代はますます悪くなって混迷して来ており、自分を精神的にも肉体的にも磨くという事が非常に難しくなって来ている。なぜなら人間の大半は仕事によって自分が磨かれていくのであるが、その仕事自体が人間関係の劣悪さや仕事の重労働による過労死などで仕事を続けて行く事すらままならないからである。そう、仕事を続けて行く事が非常に難しくなって来ているのである。そうである、現代人は生きるという最低限の権利すら失おうとしている。もはや生活していけるか、というレベルでは無く、生きるか死ぬかのという生存できるか、というレベルまで追い詰められているからである。これからはますます格差社会になり、富む者はますます富み、貧しい者はますます貧しくなっていく。それで富んだ強者は貧しい弱者の弱みにますます漬け込んで貧者を犠牲にして喰いものにしてゆくであろう。特に日本では女性の貧困が深刻であり、自分の体を売らなければ生活して行けない程になっている。男性も正社員になれず、非正規労働者で給料の低い仕事に就かざるを得ない。これでは彼女も出来ないし、結婚すら出来ないので、自分の性欲すら満たせず、セックスも出来なくなっている。女性はお金の為にアダルトビデオや風俗に身を投じなけれなならなくなるから、アダルトビデオや風俗だけはますます繁盛し、男性も実際のセックスが出来ない分、アダルトビデオや風俗で性欲のはけ口を見つけるしか無い。そうである。今は聖書で言う終末の時であり、人類にとって一番危機な状態であるのだ。なにせ学歴が高くてもいい仕事が無い時代である。まだ仕事があればいい方で、それすら長続きしないから、もう絶望的である。この絶望社会を何とか変えなければならない。私はこの悪い時代を何とか変えられるよう努力しようと思う。読者の皆さんも一緒にこの世の中が良くなるように頑張ろう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。