高田義裕の人生論

今日の格言

人生は飛行機に例えられる。飛行機は飛び立つ前に十分に助走して加速度をつけないと飛び上がれない。実は飛行機にとって着陸するよりも離陸する時の方が一番力もいるし、難しくて危険なのである。人の人生もそうである。人は幼児期から徐々に成長して行くが、ここで十分に助走して加速度をつけないと、すなわち幼少の頃から十分に愛情を受けて順調に育って行かないと、いざこれから離陸するという、すなわち青年期に向けて飛び立つ時、上手く飛び上がれないのである。この時期がいわゆる人間の思春期であり、人間にとって一番力もいるし、難しくて危険な時期なのである。私はこの時期を悪魔が連れ去る日と呼んでいる。この時期を無事に越えた者は大空を飛んで行く飛行機の様に安定して人生の軌道に乗れるが、この思春期までに親の離婚や家庭の問題などで十分な愛情を受けて来なかった子供達は離陸に失敗し、そのまま墜落してしまう事が多々あるのである。すなわち思春期に問題を抱えてしまったら、その後の人生に甚大な影響を与えてしまうのである。人間の人生は思春期いかんで、ほとんど方向付けが決まってしまうと言っても過言ではない。この思春期という精神的に不安定になり、大人になるための、サナギから成虫になる蝶の様に激変する時期を親達は決して甘く見てはいけない。そう、小学校までは誰でも順調に育つのであるが、これが中学校になると状況は一変するのである。よって思春期を上手く乗り越える人生のコツはやっぱり親と子が普段から何でも話せる関係を築いておくか否かに懸かっているのである。常に親子で親密なコミュニケーションをとっていれば、いざ問題が生じた時でも、親は子供の異変を敏感に察知する事が出来、未然に問題を防げるのである。

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