高田義裕の人生論

今日の格言

解決策は常に正しいが、正しい事が解決策であるとは限らない。例えば、イギリスがEUを離脱した理由は正しいかもしれない。しかし、それが解決策であるかはまた別の問題である。これを集合に例えれば、正しい事であり、かつ解決策でもある場合は解決策という全集合の中に正しいという要素が部分集合として入ってさえいればそれは正しくてかつ、解決策であるという事である。また正しいという全集合の中に解決策という要素が部分集合として入ってさえいれば、それもまた正しくてかつ、解決策であるという事である。しかし、正しくなくて、かつ解決策である場合は、互いに別の集合である。また、解決策でなく、かつ正しいという場合も互いに別の集合である。これは確率的に言えば、正しくて、かつ解決策であるという確率は全体を100としたら、50%である。それに対し、正しいが、解決策でない、もしくは解決策だが、正しくない確率は25%である。なぜなら、どちらかがどちらかの部分集合である場合は、二種類あるから、25%+25%=50%なのである。しかし、互いに別の集合である場合は1種類しかないから、25%なのである。よって、正しくてかつ解決策である場合の方が確率が高いのであり、もし、イギリスがEUを離脱した理由が、正しくないものであればあるほど、それがまた解決策である場合の確率もまた高くなるという事である。なぜなら、全部の種類を分布図にしてみると、[正しくて解決策である]場合と、[解決策でかつ正しい]場合と、[正しくて解決策でない]場合と、[正しくなくて、かつ解決策である]の4種類があるからである。これを見ると、正しい事より、解決策である事の方が数が多い。よって正しければ正しいほど、それは解決策でない確率は高くなるのである。よって逆に正しくなければ正しくないほど、それは解決策である確率は高くなるのである。よって結論として、正しくて解決策であることよりも、正しくなくて解決策である事の方が大きいのである。よって正しくない選択をすればするほど、それは解決策に近づいていくという事になる。よって正しいことは解決策より大きく、解決策は正しい事より小さいという事になる。これを[正しさの矛盾の法則]と言う。

 

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