高田義裕の人生論

今日の格言

神の存在の起源

ある人は神に言った。私の願いを叶えください。すると、神は言われた。良かろう、あなたの願いを述べなさい。すると、彼は言った。私は生まれつき孤児であり、他の人達からいつも差別され、虐げられてきました。それでどうか神よ、私がすべての生き物の頂点に立てるよう唯一の神にしてください。すると、神は言われた。良かろう、私はあなたに神の座を譲ろう。神は彼を憐れんでそう言われたのである。すると、彼は唯一の神となった。彼は自分が神となったことで喜び、我を忘れるほどになり、これまで自分を不遜に扱ってきたすべての者達に対して復讐し、2倍の仕方でこれを殺した。そして自分の思いのままにこの全世界を支配して己自ら悪魔サタンとなった。さて、ある日、日のそよ風のころに悪魔が園の中を歩かれていた時にある1人の人をご覧になった。その人は生まれつき孤児で他の人達からいつも差別され、虐げられていたのである。それは遠い昔、自分が差別され、虐げられていた自分自身とそっくりであった。悪魔サタンは彼に対して言った。人よ、あなたの願いを言いなさい。私はそれを全部叶えてあげよう。悪魔サタンは彼を憐れんでそう言ったのである。すると、その哀れな者は言った。主よ、私は自分が惨めな者であることにいつも苦しんできました。私は自分だけが惨めで特別に不幸であると思ってきました。しかし、今一度、冷静にこの全世界を見渡した時、自分だけが惨めで哀れな者でない事に気付きました。実に、この世界で起きた事柄すべてが惨めで悲惨であることを知るに至ったのです。悪魔はそれを聞くと、イライラしながら言った。そんなことはあなたには直接に関係のないことだ。早く自分の願いを言いなさい。すると驚いたことに彼はこう言ったのである。今までに起きたすべての悲惨で愚かな事柄を無かったことにし、すべてのものを取り戻してください。すると、悪魔は苦々しく言った。願いを叶えてやるが、その代わりに代償が必要だ。あなたはその代わりに何をくれるのか。悪魔はこの世界のすべての悲惨な事柄は、自分自身の欲望だけを優先することで生じたことを承知していたからである。すると、彼は言った。あなたもまた、この世の中もすべて消滅する代わりに私自身の命をあげましょう。すると、彼はたちどころに死んだ。その代わり、悪魔サタンもすべての悲惨な事柄も消滅し、すべてのものは元通りに戻ったのである。すると、たちどころに彼は死から甦り、神となった。なぜなら、彼の願いですべては再創造されたからである。これにより、神はまたあるべき神に戻った。そして神は言われた。悪魔サタンよ、あなたは私に願いが叶う代わりに代償を求めたが、見よ、あなたは自分の業ゆえに消滅した。あなたはすべての者が、自分の行った業に対して、必ず報いを受けることを知らなかったのか。まさにあなたの業が私を産んだのである、と。これこそが神の存在する起源なのである。

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