高田義裕の人生論

今日の格言

世界の複雑性とは何か?

人は無知ゆえに悲しみ、そして無知ゆえに喜ぶ。例えば、あなたがもし、自分が死ぬ日を知っていたならどうなるであろうか?おそらく意気消沈し、死ぬ日までのカウントダウンが始まり、自分の死ぬ日がどんどん近づくのを恐れて、毎日の日々を暗澹たる思いで、過ごすことになるだろう。そうなのだ、人は自分が死ぬ日を知らないから、日々陽気に過ごせるのである。すなわち人は無知ゆえに幸福なのである。この全世界もそうである。世界規模の地球温暖化によって、地球のあらゆる地域の気温が上昇するわけではない。むしろ、赤道付近の気候は気温が下がり、北極圏は気温が上昇するのであり、砂漠気候に雨が降り、雪が降らなかった所に雪が降るようになるのである。そうなのだ、地球温暖化によって、すべての人に平等に悪影響が及ぶのではなく、地球温暖化によって、都合の良い地域も生じれば、都合の悪い地域も生じるということなのである。すなわち、地球の気象全体は複雑に出来ており、答えは1つではないのである。さらに、新型コロナウィルスによって、世界中のすべての人が悪影響を受けるのかというと、決してそうではなく、新型コロナウィルスのお陰で今まで苦しかった生活が、楽になる者もいるし、新型コロナウィルスのせいで、今まで楽だった生活が苦しくなる者もいるのである。例えば、新型コロナウィルスによって、仕事が激減し、倒産する飲食店や宿泊業が出てくるのに対し、Amazonのジョフベゾスのように、新型コロナウィルスのお陰で通信販売の売り上げが激増し、7兆円もの資産が増える者もいるのである。このように、現実社会は非常に複雑に出来ており、それが良いか、悪いかの1つの判断に絞られるわけでは決してないのである。

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