高田義裕の人生論

今日の箴言

本当のお金持ちは手元にどれだけお金を持っているかによって測る事は出来ない。すなわち、お金を多く持っていても、貧乏人体質の人もいれば、お金を全く持っていなくても、お金持ち体質の人もいるのである。例えば、お金持ち体質の人とは、世の中の社会全体が不景気で、賃金も安く、誰もがお金を多く持つために、仕事を幾つも掛け持ちして必死でお金を稼ごうとしている中で、その人だけは、世の中の不景気など全く関係無く、常にマイペースであり、むしろ、必死で働いて苦しむのは嫌だから、他の人とは全く逆の方法、すなわち、仕事を減らして、自分のプライベートの趣味の時間を増やすという事が出来る人なのである。彼は賃金が他の人より低いのに、全く不安も無く、のんびり過ごしている。こんな人こそが本当のお金持ちなのである。それに対し、貧乏人体質の人とは、お金をどれだけ多く持っていても、それでも不安で仕方なく、世の中が不景気だと、ますます不安になって、必死でさらにお金を稼ごうと苦しむ人の事を言うのである。彼は物凄くケチであり、無駄なお金も使わず節制している。それでも、毎日の株価が上下するのを見ておちおち眠れないのである。すなわち、彼はどれだけお金があっても満足出来ないほど貪欲な者であり、こんな人はどれだけお金を多く持っていても、真の貧乏人なのである。なぜなら、貪欲とは貧しい欲と書いて貪欲と読むからである。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。