高田義裕の人生論

今日の格言

国家主義(ナショナリズム)の衰退

国家主義はもう古い。経済的に各国がこれだけ他の国に自国の工場を作っていたり、食料を他国から調達していたりして、これだけボーダーを超えて世界が複雑に関わり合っているのに、精神面では、人間はいまだに自分の国が一番である、と思っている。この精神面での国家主義を我々はそろそろ取り除かなければならない。もはや国家とは国民にとって、言語が通じるだけの意味合いしか持たなくなっている。それぞれの国の人々は互いに言葉は通じても、心は通じ合っていないのである。すなわち分裂しているのである。特に昨日のEUから脱退したイギリス国民の間にはいまだにEU残留派とEU離脱派に分裂して口論が絶えない。これではイギリスの言語は言い争うためのツールにしかなっておらず、それに対し、愛や親切は言葉が通じなくても相手には伝わるものなのである。この国家主義という時代遅れの精神論をいまだに引きずっている結果がイギリスのEU離脱という選択であり、いまだにイギリスは国家主義を捨てられず、世界の覇者を目指しているのである。この考えはもはや時代遅れであり、イギリスはEUから離脱するべきでは無かったのである。あくまでも、多少面倒でもEUの国々と連携を取り合って、協力しながら国家運営をしなければならなかったのである。今の時代、一国の力では到底生き延びていけない時代なのであり、互いに協力しながら生きていかないと、いずれは孤立国家として立ち行かなくなってしまうのである。

 

高田義裕の人生論

今日の格言

偽りの言葉と真実の言葉

1.貧しい者は言った。お金がすべてではないと。

この言葉は真実である。なぜなら彼はお金が無く、貧しい生活を強いられ、苦しんでいるにもかかわらず、お金を欲しがっていない。これこそ、人間にとってお金はすべてではない事を証明してくれる真実の言葉である。

2.お金持ちは言った。お金がすべてではないと。

この言葉は偽りであり、偽善である。なぜなら彼はお金をたくさん持って、贅沢な暮らしをし、何1つ不自由のない生活を送っている。すなわち、お金がある事による利得を享受しながら、お金がある事を否定しているからである。これには全く説得力が無い。これこそ、人間にとってお金はすべてである事を証明してくれる偽りの言葉である。