高田義裕の人生論

人間にとってどうして神は必要不可欠なのか?

どうか、水面ギリギリまで溜まった水の入ったコップを想像してもらいたい。それにあと、ほんの一滴の水滴を入れただけでも、水がコップからこぼれ落ちてしまう。これと同様に、我々の住むこの全世界もあらゆるすべての要素で満ち溢れている。すなわち、あなたのちょっとした振る舞いも、全世界、全宇宙に影響を及ぼすという事である。例えば、あなたが小さく息を吐いただけでも、それだけで全宇宙の果てまで瞬時にしてそれは伝わる。そう、どんなに小さくて僅かな動作であっても、全世界は満タンで溢れ返りそうな水の入ったコップの様であり、あなたの振る舞い方次第で世界全体の成り立ちが大きく変化してしまうのである。よって、我々人間には、自分が今した事がその後、全世界にどういう結果を及ぼしてしまうか分からないのである。すなわち、自分がした事の原因によって、将来的にどうなるか見通すことが出来ないからである。我々人間が見通せるのはどれだけ頑張っても、今日の事までであり、我々は明日どうなるかも知らないからである。しかし、神は違う。神は全知全能なので、すべての事を見通すことができ、瞬時にすべての事が将来どうなるかを見通すことがお出来になるからである。よって、人間は自分がした事がその後、どうなるか予測出来ない事において全く無知なのである。すなわち、人間は自分で自分の人生を導けないのである。よって、人間が、失敗すること無く無事、順調に生きていくためには、全知全能である神からの教育と指導と導きとがどうしても必要不可欠であるのである。