今日の箴言
人間は何でも知りたがるが、すべてを知ることが、必ずしも人間の幸福であるとは限らないのである。
2.それに従わざるを得ない程の決定的証拠や、非の打ち所がない公正さ、あるいは、ただ感心せざるを得ない、誰もが納得するほどの容易な説得力を出し尽くしてしまう事には、実は全く何の意味も無く、そこまで言い尽くしてしまう前に、相手にそこまでを自ら考えさせ、悟らせる様に、あえて曖昧にする事こそが人間関係の極意なのである。すなわち、全部言ってしまったらそれでお終いなのである。よって、答えをあえて、ボカして相手に考えさせる事に初めて意味があるのであり、それこそ良い教育の仕方なのである。
3.何が[悪]かと言って、正しくもなければ、悪くもない事、もしくは、何が悪いかをあえて、はっきりさせないこと、またしないこと、すなわち、その様な生ぬるさ、慢性さ、優柔不断さ、いい加減さ、曖昧さこそが最大の[悪]なのである。