高田義裕の人生論

今日の格言

(題名)     灯台下暗し

灯台は大海原に浮かぶ船に陸が近い事を告げ、船が今どこの場所に位置しているかを教えてくれる。灯台は船にとっては有り難い命づなである。あなた方も人生という大海原を航海する船の様なものである。私達が生きるためには灯台の様に自分の立ち位置を教えてくれる教師の様な存在も必要である。この世の中には灯台の様に周りを明るく照らし、進むべき道を指針してくれる指導者の様な者達もいるであろう。しかし、灯台は遠くまで光を届けてくれるけれども、灯台の足元は真っ暗なのである。これはまるで綺麗にセッティングされた舞台の様である。すなわち、観客席から見れば美しい背景や綺麗な衣装をした役者達が踊ったりして華やかであるけれども、いざ観客席からは見えない舞台裏を見れば、そこには照明器具や大道具や小道具が乱雑に散らかっており、そこでは様々なスタジオのスタッフが所狭しとせわしく動き回り、観客席から見えないところでは荒々しい怒鳴り声や役者同士の言い合いの喧嘩もある。そうだ、この世の中で光の様に輝いている様に見える人間達は、他の人から見れば、華々しくて立派に見えるが、他の人から見えない、すなわち舞台裏とも言うべき私生活では、ふしだらで放縦な勝手気ままな生き方をしているのである。彼らは表の顔と裏の顔を巧みに使い分ける事に長けている厚かましい者達なのである。よって、あなた方はそれらの者達を生きるための指針としてはいけない。なぜなら彼らは偽善者であり、あなた方が彼らに抱く純粋な敬意の気持ちは必ず裏切られるからである。あなた方は決して人間の有名人や人気のあるスターに心奪われてはならない。ただあなた方は人間ではない、聖であり霊なる方である裏表のないエホバ神だけに心を専心しなければならない。この方こそ真の光であり、我々人間の人生を正しく導ける唯一の方だからである。人間はこの方にこそ依り頼め。神は決してあなたの期待を裏切る様な方では決して無いからである。