今日の箴言
良く知りもせず、調べもぜずに、ただ漠然と信じている先入観、すなわち、偏見こそが、偶像崇拝なのである。これは人の心の中に、深く根を張っており、ほとんどすべての人々の行いの動機付けを支配している。人種差別、学歴主義、女性蔑視などの態度は、今でも非常に多くの人々の心の中に巣食っている、先入観もしくは、偏見なのではありませんか。そう、この先入観もしくは、偏見と言う偶像崇拝は非常に厄介な敵であり、人間の社会に非常に大きな影響を現在でも与えているのである。しかし、これに対して、偶像崇拝とは反対の、正しい認識、良く調べ、良く観察し、漠然とではなく、はっきりと確信出来る真理とは、その人の人種、性別、学歴、出身地、境遇などに全く左右され無い、今現在のその人の状態、態度、努力を基準に判断しなければならないと言う尺度の事なのである。例えば、生まれた場所は、非常に貧しく、偏見や差別を受けているところの出身であっても、今現在は、彼女は、NGO、非政府組織のリーダーとして、世界の貧困と戦っている立派な人になっているのであれば、その今の彼女の状態を評価されるべきなのであり、また、過去において、犯罪組織の一員として、人殺しや窃盗を繰り返して来た者が、今では、改心して、真面目に働いて、家族の父親となっている人に対しては、その今の現在の状態を評価してあげなければならないのである。そう、人間とは、たとえ過去が悪かったとしても、今が良ければ、それは良いと判断されるべきなのであり、たとえ、過去に立派な業績を成し遂げていても、今は、落ちぶれているのなら、それは、高く評価はされ無いと言う事である。人間にとって、大事なのは、常に今であり、現在進行形なのである。すなわち、良くも悪くも過去をいつまで経ってもダラダラと引きずってはならないのである。