高田義裕の人生論

今日の格言

(題名)      人間万事塞翁が馬

人間良い事と思っていてもそれが災いとなる事があり、人間それを災いと思っていてもそれが良い事となる事がある。すなわちすべてには非予測的要素が絡んでくるのであり、物事は白黒つけ難いのである。例えば、交通事故に遭って、頭を軽く打ったので、念のために病院に行って脳を検査してもらったところ、何と自分は脳の血管が詰まっていて、もう少しで脳梗塞になるところだった。すなわちその交通事故という災いのお陰で脳梗塞で倒れる事を未然に防ぐ事が出来たのである。また、仕事に寝坊して遅れて上司に怒られたが、もし遅刻しなければ乗るはずであった飛行機が事故にあって墜落した。それで九死に一生を得て、命が助かる事もある。また、宝くじに当選して大金を手に入れ、高級車を買って乗っていたら、それはその地元のマフィアのボスの車と非常に似ていたため、間違ってマフィアに狙われ、車に銃弾を浴びて死亡したりする事もある。このように物事は非常に複雑で入り組んでおり、良い事に悪い事は付き物であり、悪い事に良い事は付き物であり、何をもって良い事とし、何をもって悪い事とするかは甲乙付け難く、物事において判断する事が出来ないのである。すなわち人生すべて塞翁が馬であり、人の幸不幸は判断付け難いのである。

 

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