高田義裕の人生論

今日の格言

私達人間の提出する知恵は、どう頑張っても部分的な範囲に関してしか通用しないものであり、そのレベルを超える事は出来ないものである。すなわち決して全体を把握する事は出来ないのである。そして物事の正しい見方は、まず常に全体を把握してからでないと何も始まらないのである。例えばアインシュタインの有名な方程式E=mc²は大変簡潔で美しい定理と言えるが、人類はその式を基にして原子爆弾の知識を得たのである。しかし、その式は私達人間に原子爆弾の副産物である、すなわち放射能汚染の危険を何ら提示するものではなかった。よってE=mc²も放射能の危険を予知出来なかった事において部分的な知恵なのである。ここで言う全体的知恵とは、物質はエネルギーで出来ていること、そしてその物質の核融合で莫大なエネルギーが生じること、そして核融合の後には放射能が付随して生じること、そしてその放射能は生物に甚大な悪影響を与えることまで提示して初めて完全であると言えるのである。

2.すべて個人的レベルへの批判が初めて有害なのであって、同じ批判でも、全体的レベルへの批判ならそれは決して有害なものでは無くむしろ有益な事なのである。よって個人に対する誹謗中傷は良くないが、社会全体を批評する事は人類の未来の行く末を予見する事において非常に大事な事なのである。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。