高田義裕の人生論

今日の格言

物事には一長一短がある。すなわち簡単で単純な問題ではなく、これこそが世の中を変える事を難しくしている。例えば、防犯カメラがあるが、ある人はそこら中に防犯カメラが取り付けてある事をプライベートの侵害であると考え、人間社会の超監視社会に警鐘を鳴らしている。しかしある別の人は自分がいない間に道路に止めてあった車を盗まれた。しかしそこら中に防犯カメラが取り付けてあったおかげで犯人の行方を追跡する事が出来、犯人は逮捕され、車は無事持ち主の元に戻った。こう考えてみると、単純に防犯カメラはプライベートの侵害であるとして撤去するべきだ、と言うことも出来ないのである。かと言って、防犯カメラは超監視社会の助長を促し、プライベートを侵害する事にはならない、とも言えないのである。ここが世の中を変える難しさであって、この様な問題は防犯カメラに限らず、至る所で見られるものである。この小競り合いが社会問題となって多くの争いや訴訟となって表面化しているのが、現代社会の難しい部分なのである。

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