今日の格言
互いに反対の関係にあっても、一方の否定が必ずしも、もう一方の反対の肯定になるとは限らない。これは例えれば、赤信号と青信号は互いに反対の概念であるが、もし赤信号が存在しないとき、青信号が必ず存在するとは限らないのである。しかしもし、手前の赤信号が点灯しているとき、反対側の信号は必ず青信号になるのである。ここで初めて、一方の否定がもう一方の反対の肯定に必ずなるのである。これを簡略に表すと、ここでアンチαが存在しないとき、確実にαが存在する。しかし、αが存在しなくても必ずしも-αが存在するとは限らないのである。よって、一般的に、あるAが存在するためには、必ず最初にアンチAが存在しなければならない。またアンチAが存在しないとき、必ずAは存在する。