今日の箴言
人生とは、決してすぐには解決し、もしくは解消されない問題、もしくは、治癒出来ない傷みや、癒すことの出来ない、慢性的な傷を抱え、それを背負いながら生きていくようなものなのである。よって私の人生とは幸福であるはずだ、という思い込みや、私の病気は必ず治るはずだ、という期待を持てば持つほど、現実とのギャップが生じて、苦しみが倍増するのである。よってそのような根拠の無い曖昧な先入観と理想論を捨て、現実をありのままに受け止め、自分の問題や病と日々付き合っていくことを決意するなら、苦しみや傷みは、半分に減って、何とか持ちこたえて行けるようにまでなるのである。この自覚と決意こそが、真の大人の世界観であり、一人前の人間としての世界観なのである。