高田義裕の人生論

今日の箴言

(題名)     人間性の大切さ

人は人生において非常なピンチに陥る事がある。その時に、まさに生死を分ける条件がある。それはその人の性格が悪いものであるか、性格の良い人であるかの差である。人間にとって敵とは常に人間なのである。要するに、どんなに鬼の様に恐ろしい敵であっても、彼らとて人間なのである。すなわち、赤い血が流れている以上、鬼の目にも涙なのであり、敵でも機嫌が良かったり、あなたの心が正直で信頼出来る人間性を持っているのであれば、敵である彼らも一目置いて、あなたの事を悪い扱いにしないのである。彼らはひょっとすると、あなたの欺瞞の無い純粋な心に惹かれて自分の本当の胸の内を明かしてくれるかもしれないし、本来なら厳しい罰を与えるところを容赦してくれる場合があるのである。また、誰にも教えてくれない貴重な情報をも教えてくれるであろう。よって人よ、ぜひ自分の心を精錬し、今あなたが人間性の悪い、性格の悪い、貪欲で、わがままで、短気で、感謝の念の無い、片意地で、傲慢で、親切心の無い人間であるのならば、それを人間性の良い、性格の良い、貪欲で無い、わがままで無い、温和で、感謝の念のある、協調性のある、謙遜で、親切心に満ちた人間になれるよう努力するように。それらの良い特質を普段から身に付けるよう努力する事を習慣づけるなら、もし、自分に非常に不利でピンチな状態に陥ろうとも、あなた自身の人間性があなた自身を救う事になるのである。

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