今日の箴言
私達は、私達が生まれてきた時から定められた、私達の行うべき仕事の量は、神から減らしてもらえることは、決してないけれども、しかし、その分の仕事を行うべき確かな理由だけは必ず、初めから与えられているのである。
2.私が、最近気付かされたこととして、人間、たとえ本来すべての人が、同じレベルに到達すべきような当たり前の正しさに対してでさえ、それを行うことには、各々個人差による限界があるということである。すなわち、正しいことを行うことに関してでさえ、能力の優劣は確かに存在するのであり、しかし、それ自体は、決して不自然で悪いことではないのである。人は、すべての人に対して、等しい正しさを求め、それを植え付けようとするが、それは間違った教育の仕方なのである。よって、各人は、自分の立場なり、限界をわきまえない、過度の努力をすることは、各人にとって、非常に危険なものとなるから、それを避けることに、注意深くなければならないのである。すなわち、正しいことができなくても、それは悪いことではないのである。よって当然のように正しさを要求してくる厚顔な者達には用心せよ。
3.人の上に自分を高めている者は、全く無自覚に、取り柄のない人間は、すべて、見捨てるべきである、という考え方に賛同していることになること。その価値観で生き続けていくと、いずれ、自分の能力が尽きた時に、自分もまた、人から見捨てられてしまうこと。