今日の箴言
すべて、何がカルト(狂信的)なことなのかでは決して無く、あらゆるすべてのものがカルト(狂信的)になる可能性を持っているのである。すなわち、それ自体は他の人から見て、カルト的なものではなくても、ある人に対して、それがカルト(狂信的)の様に作用した場合、それがその人にとって、初めて、カルトなことになるということである。例えば、ある有名人には、多くのファンがいるが、そのファンのなかでも、あくまでも、適度な距離を置いてそれを楽しんでいる人達にとって、その有名人は、カルトとしての存在ではないが、もしファンの中で、その有名人の私生活やプライベートなことにまで、熱烈に関心を持ち、その有名人の自宅を探してまで彼を独占したいと思う様になり、思い煩うほど、頭の中がいっぱいになっているとしたら、それは、もはや、ファンの域を超えて、その人に対してその有名人はカルト的に作用していると言えるのである。
