今日の箴言
たった一つだけ言える事は、あらゆる事柄に対して、[急]の付く行いだけは、してはなら無いのである。例えば、車の急発進は危険だし、急に仕事が入って、それを急に行わなければならない場合は、仕事の質も雑になり、後で必ず誰かに迷惑をかける。要するに、物事はきちんと計画を立てて、準備万端にして行わなければ、良いものは、決して産まれないのであり、急ぐという事は、それらの事がおろそかになると言う事だからである。人間という生き物は、初めから、神によって、のんびり過ごす生き物として創造されており、緊急な時に対処出来る能力を与えられていないからである。よって、お金を儲けようとする事は、すべての人に良い結果を及ぼさない。何故なら、儲けようと思ったら、すべての事を急がなくてはならないのであり、急ぐという事は、忙しいと言う事であり、儲けようとすればするほど、スピードが要求されて行くからである。これは結局のところ、人々を疲弊させ、過労死に繋がって行くからである。私達のこの現代社会も、すべて、スピードを要求されるのではないだろうか。一度立ち止まって、周りの大自然を見てみるが良い。動物達は、急いでいるだろうか。いや、決して急いではいない。急いで成長するものなど、この万物に一つとして無いのである。逆に、急いでは、十分に栄養が届かず、成長出来ないのである。たとえ成長しても、それは欠陥だらけの奇形物となるだろう。そうである、すべての生き物の中で、急いでいるのは、人間だけなのである。この間違ったシステムは、何を産み出して来たか。それは、人間関係の相互の軋轢を産み出して来たし、地球環境も破壊して来たのである。すなわち、儲けようとする貪欲さは、すべての創造物を破壊するのである。貪欲さの成れの果ては、すべての絶滅である。