今日の箴言
小人と大人物
小人ほど損得にこだわる。例えば、あなたは今、一万円しか持っていないとする。当然使える金額に限度がある。あなたは、その一万円札をできるだけ無駄に浪費しないよう慎重に、細部に至るまで気を配ってそれを用いようとするであろう。これに対して、あなたは今、100億円持っているとする。あなたは非常に多く持っているので、一万円しか持っていなかった時よりもアバウトにお金を使える。これと同様に、小人は、一万円しか持っていない人間に例えられる。彼は、器量が小さく、せせこましい。ちょっとした損得にも敏感である。人の欠点を大げさに取り上げ、誰の下に付く方がより有利で得をするかばかりを考えている。他の人に自分の物を与えようなどという気はさらさら無い。むしろ、彼は、他の人に対する評価は物凄く厳しい。その割に、自分には甘い。彼は、常に損得を基準に付き合う人間を決めているので、好き嫌いが激しい。それに対し、大人物は、100億円持っている人間に例えられる。彼は器量が大きくて、おおらかである。人の欠点もおおらかに受け入れ、損得を基準に生きていない。彼の、他の人に対する評価は、非常に穏やかで優しい。その代わりに、自分には厳しい。また、寛大で、他の人に惜しみなく自分の持っている物を与える。彼はどんな人でも、受け入れて付き合うので、好き嫌いが無い。これが小人と大人物の違いである。何故彼は小人なのかと言うと、自分は少なくしか持っていないのに、それを増やそうとする努力をしない。すなわち怠惰なのである。しかし、何故彼は大人物なのかと言うと、自分が少なくしか持っていない事を恥じて自ら努力する。すなわち、勤勉なのである。よって人は人生において常に勤勉で謙虚でなければならない。
2.努力しない人間に将来は無い。