高田義裕の人生論

今日の箴言

人とは、人と言う普遍性では無く、あくまでも、個性で生きているのである。個性を形で表すとすると、人にはそれぞれ、三角形型の人もいれば、ひし形、四角、もしくは、まる形の人もいるという事である。しかし、自分が実際どのような人物なのか、他の人の性格はよく知っていても、自分自身の事を知るのは、たやすい事では無く、あまりそれを自覚してもいなければ、自分を知る為の努力もあまりしていないという点では、人間は自分自身に対しては、いい加減なのである。例えば、まる形の人間は、角ばっていない分、周りの人間が角ばった人ばかりであっても、摩擦を生じにくい長所を持っている。しかし、逆に言えば、角が無くて、丸い分、他の人から軽く扱われる、という脆い短所ともなるのである。よって、これを踏まえずに、自分は実際はまる形であるのに、自分は四角形だと思い込んで、行動したり、自分は実際には四角形であるのに自分はまる形だと思い込んで、行動したりすると、大変な痛い思いをするのである。よって、大事な事は、自分を正確に知る事が必要不可欠なのである。何故なら、あなたは、何故私は人からいつも生意気だ、と言われるのだろうとか、何故私は人からいつも嫌われているのだろうとか、と思った事は無いだろうか。この様に、人は、自分の事を知る努力をしないと、自分の、人からの評価がどうしてそうなのかが理解出来ないのである。これは人生を生きて行く上で致命的なものであり、判断を誤ると、人間は簡単に破滅の道を突き進んで行ってしまうのである。何故なら、ここで他の人との折り合いが悪くなり、喧嘩してしまうからである。喧嘩してしまっては、あなたは職場にも、学校にも行きたく無くなるからである。そう、自分に居場所が無くなってしまうのである。よって、ここで正しい見方とは、他の人の自分に対する評価が、自分には納得いかなくても、他の人の自分に対する評価の方が正しいという事実である。よって、他の人からの評価を基準にして、自分はなぜそう思われているのかを努力して発見しよう。もしその理由が分かれば、あなたは自分自身を正確に知った事になる。まさに中国の孫氏の兵法にもある通り、敵を知り、己を知れば、百戦危うからず、なのであり、自分を知ると言う事は、どんな知恵よりも賢いのである。よって、自分を正確に知っていれば、あなたは人生を上手に送れるようになるのである。

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