高田義裕の人生論

今日の箴言

使徒ヨハネは夢を見た。自分の前に自分の身長の10倍はある、巨大な人の子の様な者が立っているのであった。使徒ヨハネはふと、その人の巨大な右手に目をやった。その右手の腕に何やら非常に小さくて黒いものがうごめいているのであった。彼はそれが何なのかをよく見ようとして近づいて行ったが、その人の隣に、光り輝く天使の様な者がいて、こう言った。使徒ヨハネよ、あなたのサンダルを脱ぎなさい。ここは聖なる場所だからである。使徒ヨハネはあまりのまぶしさに目を伏せながら、主よ、あなたは誰ですか。と問うた。すると彼は、私はイエス、あなたを祝福する者です。すると、使徒ヨハネは目が開け、自分の前におられる巨大な方は、神エホバである事に気付いた。そうして、彼は恐れおののき、御座にひれ伏して彼を崇拝した。するとイエスは、使徒ヨハネに言った。恐れなくても良い。これから起きる事をあなたに見せよう、と言った。すると、先ほどの神エホバの右腕に、うごめいていた黒いものを使徒ヨハネに見せた。それはよく見ると、アリの様に群がる人間達であった。彼らは、その腕の肉をそれぞれに食いちぎっては、貪り食っているのであった。使徒ヨハネはあまりの醜態さに目を覆った。するとイエスは彼に言った。よく見なさい。あなたにこの解釈を与えよう。すると使徒ヨハネは言った。恐れながらも神エホバよ、あなたの腕に人間がアリの様に群がっており、あなたの腕の肉を食べています。あなたはそれが痛く無いのですか。あなたはすぐにでもその左手でそれを振り払えば良いのに。するとイエスは言われた。この腕の中の人間達、これは全世界の人類社会を表している。彼らは、自分達の驕りの富の為に、神の腕を食い尽くそうとしているからである。しかし、これは神の定めの時まで、留め置かれており、まさに、腕が食いちぎられて右手が取れるまで神は辛抱されるのである、と。そうである。この我々の人類社会は、周りのものすべてを貪り喰い尽くす、貪欲なアリの様なものであり、神の造られた地球や自然環境を自分達の富を得る為に、破壊の限りを尽くしているからである。まさに、新約聖書、ヨハネの黙示録11章18節にこう書かれてある通りである。[しかし、諸国民は憤り、あなたご自身の憤りも到来しました。また、死んだ者たちを裁き、預言者なるあなたの奴隷達と聖なる者達に、そして、あなたの御名を恐れる者達、小なる者にも大なる者にもその報いを与え、地を破滅させている者達を破滅に至らせる定められた時が到来しました。]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。