高田義裕の人生論

今日の箴言

ある身体障害者がいた。彼はパラリンピックで、右足の膝から下の部分が無いのに、100メーター競争で世界新記録を叩き出した。悪魔はそれを見て神に言った。彼を見て下さい。彼は片足が無いのにあれだけの運動能力を出せるのです。もし、五体満足であれば、いかほどのものとなれるでしょう。そこで、神は奇蹟的に彼を癒やして右足を元通りにさせた。そうして神は彼がそれ以上の能力を出せるのか見守った。ところが、彼は自分が五体満足になったとたん、自分の名声と地位を利用して淫行の限りを尽くし始め、暴飲暴食し、以前の引き締まった筋肉質の体とは程遠い、みるみるのうちに脂肪の付いた肥満体になってしまった。そうである。人間は恵まれ過ぎていては堕落してしまうのである。人間は自分に何かが足りない時、むしろ能力を発揮し、すべてが揃っている時以上の働きをするのである。すなわち、ハングリー精神が人を向上させるのである。

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