高田義裕の人生論

今日の箴言

あなたは自己肯定感が低いか。それは素晴らしい事である。自己肯定感が非常に低い者は重度の鬱病であり、絶えず自殺願望があるので、それは良くないが、自己肯定感が強すぎる者も問題があるのである。なぜならその人は自分に自信があるから、ともすれば自信過剰になって自分は何でも出来る、という全能感に満たされ、根拠の無い自惚れを抱き、自ら逆境の中に身を投じ、自ら仕掛けられた罠にはまってしまうからである。その人は突然の災難と災いに必ず入り込み、それまで持っていた自己肯定感など吹き飛び、重度の鬱病になってしまうからである。しかし、日頃から自己肯定感が低い人は、慢性的な軽度の鬱病の様な状態を保っているので、決して無理をしないため、自らを逆境の中に陥れる事も決して無いからである。自己肯定感が低いという事は、悪く言えば、自分に自信が無いという事だが、よく言えば、決して慢心する事なく、自分の限度をわきまえている謙虚な人となれるのである。まさに中国の孔子の言葉にある様に[君子危うきには近寄らず、]なのである。

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