高田義裕の人生論

今日の箴言

お金という制度がいかに効率が悪く、無駄なエネルギーを消費し、地球環境を破壊しているかお分かりだろうか。日々食料品や衣服や数々の日常製品を作っている企業は、毎年どのくらいの食料品や衣服や数々の日常製品が売れるかを計算して物を作るのであるが、毎年膨大な量の売れ残りが発生する。それでは企業はその売れ残りをどうするかと言うと、まだ十分食べられるし、着れるし、使える新品の食料品や衣服や数々の日常製品をすべて破棄しているのである。それらはすべて産業廃棄物として処理され、ほとんどリサイクルされずに、そのまま捨てられる。その捨てられる受け皿は、発展途上国などの貧しい国々へと丸投げされる。なぜなら、産業廃棄物をリサイクルするための費用は莫大なものとなり、そんなところに環境保全の為のコストをかけると企業の利益は赤字になってしまうからである。これでは当然の様に地球環境は破壊される。また、売れ残りの量の製品を作った分だけの貴重なエネルギーも無駄に浪費した事になる。無駄なエネルギーを使った分だけ、石油や石炭などの原料を燃焼させたわけだから、その分を燃焼させたために発生する二酸化炭素や有害な物質もそのまま地球環境に放出される。これによってますます地球環境は破壊され、無駄に消費され、疲弊していくのである。それなら、その売れ残りの食料品や衣服や数々の日常製品を貧しい人達に無料で与えれば良いではないか、と言う人もいるかもしれないが、もしそうしたら、ひどい思いをしてお金を払って食料品や衣服や数々の日常製品を購入した人達にとっては、裏で無料で貰える人々がいては全く不公平であり、わざわざ苦労してお金を払うのが馬鹿らしい事になってしまう。すなわち貨幣制度そのものの根幹が揺らいでしまうのである。人々は皆、富を追い求め、儲けたいという欲望の追求を辞める事は決して出来ないから、貨幣制度も辞める事が出来ない。すなわち愚かな貨幣制度を維持するために地球環境の自然や生態系が犠牲にされているのである。よって、お金というものは甚だ不義なものであり、あなた方はお金など決して愛してはいけない。所詮お金などただの紙切れに過ぎないのである。現在、地球環境は破壊されている事によって、世界規模で大災害などの異常気象が頻繁に起きている。これは人間社会の儲けたいという強欲と貪欲さに対する自然からのしっぺ返しであり、人間自身が生じさせた行為の報いを人間自身が刈り取っているのである。すなわち、自然災害の甚大な被害の原因は人間自身にあるのである。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。