高田義裕の人生論

今日の格言

人生を送る点で何事も否定的に見るより、肯定的に見る事は大きな利得の手段である。例えばコップに水が半分入っている。Aさんはそれを見て、もう半分しかないと否定的に見る。また別のBさんはそれを見て、まだ半分も入っていると肯定的に見る。この違いは大きい。なぜならAさんはそのコップに入った水を不満気に思いながら飲むだろうし、Bさんはそのコップに入った水を楽しみながら飲むからである。不満は精神のストレスとなって少しずつ鬱積していく。そして些細なストレスの積み重ねが大病を引き起こしたり、心の病を誘発する。だからAさんはこう思うべきなのである。もうコップに水が半分しかない。それではこの貴重な水をじっくりと味わって楽しむ事にしよう。こう考えれば心にストレスが溜まる事がない。よって人生においても、ある人は年収800万円を貰っている。しかしその人が私は年収800万円しか貰っていないと考えたなら、その人には不満が溜まりストレスとなる。しかしまた別の人が、年収200万円を貰っている。しかしその人は年収800万円も貰っている人を見て、悔しがったり、妬んだりする事なく、その人が年収800万円も貰っている事を自分の事の様に喜んであげる。彼は私より難しくて辛い仕事をしているからそれだけの報酬が貰えるのだ、なんと有能な人だろうとその人を褒めるのである。そして自分はたとえ年収200万円しか貰っていなくても、自分は自分の能力に応じてその金額は妥当なものだ、としてそれで満足する。それで彼はストレスを感じたりしないため、ストレスが溜まって病気になったりする事がない。よって何事も肯定的に考えよう。たとえ大きな災いや苦難や不幸に見舞われたとしても、それを否定的に捉え、悲観するのではなく、災いを転じて福となすという、したたかな精神を持って事に当たり、苦難は自分の内面を成長させてくれる絶好の機会だと捉え、肯定的に捉え、私は不幸でも、自分より不幸な人はいっぱいいると考え、不幸な人全般を自分の肉親の様に感じて、共に苦しみを共有する態度を培うのである。その様に物事を楽観的にポジティブに考える事によって、その良い心の些細な積み重ねが最終的には幸運を呼び寄せ、物事が順調にいく様になるからである。

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