高田義裕の人生論

今日の格言

およそこの世界にそれは不可能であるという性質は存在していない。またおよそこの世界にそれは可能であるという性質も存在していない。ただAにとってBは不可能であるという関係があるのみであり、かつ、ただCにとってDは可能であるという関係があるのみであり、すなわち可能、不可能とは絶対的な要素では決して無く、あくまでも、相対的関係の中で初めて成立している要素なのである。

2.知識を得るとは、取捨選択の行為の事を言うのである。すなわちこの状況ではこれは必要では無く、またある場合においてはこれは必要である、などという様にいらない手段を切り捨てたり、必要な手段をチョイスしたりする事に精通している事なのである。よって、知識を得るとは単に知識を収集するコレクションでは無いのである。すなわち神でさえ知識を蓄えたりはされていないのである。

3.人とは皮肉なもので、自分の悪い所は何も分かっていないくせに、他の人の悪い所は手に取る様に分かっているものなのである。

4.人間1人1人の人生の状況とは毎日刻々と変化しているものであり、何一つ同じ状態で保たれているものなど決して無いのである。要するに昨日の自分は既に今日の自分とは違っているという事である。

5.傲慢では無いとは、傲慢にならない様な状況を常に整えておく事を意味するのである。

6.罪を犯さないとは、単に罪を犯さないという事を指すのでは無く、罪を犯さない状況を常に整えておくという事を意味しているのである。

7.教えるべき事をまず何も言わずに自らが実践していること、これが子供に対する最大の教育なのである。よって親は自分が持っていないこと(行っていないこと)を子供に言っても無駄だという事である。

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