高田義裕の人生論

今日の格言

新型コロナウイルスが猛威をふるっている。最初は日本と韓国が一番感染者が多かったのに、今は、その猛威がヨーロッパに移動し始めた。なんという感染力の強さだろう。しかし、ここで考えたいのは、本当に怖いのはコロナウイルスではなく、人間だという事だ。コロナウイルスが人を動かしているように見えるが、実は人がコロナウイルスを動かしているのである。コロナウイルスでパニックになる人や、別に何にも思わない人もいるし、国のミスリードで、本来なら感染しなかった地域に拡大したり、本来なら感染するはずの地域が感染しなかったりするのだ。この騒ぎに乗じて、マスクや物資を法外の値段で売りつけて儲けようとしている者もいるし、善意により無償でマスクや物資を提供してくれる人もいる。そう、人間はみんなやる事がバラバラなのである。本来なら、全人類が一致して、協力し、コロナウイルスを撲滅する事に集中しなければならないのに、人類は自分の命がかかっているのに、対処の仕方が支離滅裂なのである。このバラバラの対応がコロナウイルスをさらに拡散させる原因となっているのである。なんと人間とは互いに一致できない生き物なのだろう。そう、世界をまとめられるような、カリスマ的なリーダーシップを取れる指導者がいないのだ。コロナウイルスを拡散させないようにすると、日常の売り買いや商売は滞る。なぜなら人々が集まり会えないからだ。そのため、生活が厳しくなり、借金や支払いができなくなる人が増え、コロナウイルスで死ななくても、経済的に打撃を受け、首をくくらなければならなくなる人も大勢出てくる。要するに、コロナウイルスを収束する事を優先すると、生活難に陥るし、生活を優先して、対策を何もしないと、コロナウイルスをさらに拡散させる事になってしまう。すなわち、コロナウイルスを収束させながら、経済も活性化させるという事が同時に行えないのである。これはある意味、核ミサイルより、恐ろしい世界である。すなわち八方ふさがりな状態になってしまうのである。暖かくなれば、コロナウイルスも収束するだろうと言われているが、熱帯雨林の熱い南アメリカの国々まで感染は広がっているから、それも怪しくなってきた。一旦、感染が収束して、人々が再度集まり出すと、また感染が広がる恐れもある。この見通しの立たない恐怖ほど恐ろしいものは無かろう。伝染病とはなんという混沌(カオス)を生み出すのだろう。私たちにとって、ほとんど未知の新しい体験であり、対処できなくて当たり前なのである。誰も伝染病など予想していなかったのだから。よって、もはや我々の手に負えない事柄は神に頼るしかない。まさに神に祈り求めて、この全世界のコロナウイルスのパンデミックをなんとか収束させて下さるよう請願を捧げるのである。唯一全能の神エホバよ。私たち人類は苦悩しております。どうか、すべての人々を見捨てないで、救い出してください。たくさんの尊い命が失われております。どうか、私たちの日頃の罪をお許しください。どうか、あなたのその全能の力により、コロナウイルスが収束しますように。そうして、また元の普通の生活を取り戻し、生活難にあえぐ私たちをどうか救い出してください。私たちの思い煩いをすべてあなた、エホバに委ねます。なぜなら、あなたはそれを顧みてくださる方だからです。このあなたに対する日々の感謝の気持ちと切なる願いを込めて、御子イエスキリストの尊い御名を通してあなた、エホバにお祈り申し上げます。アーメン。

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