高田義裕の人生論

今日の格言

現在の日本の新型コロナウイルス感染の状況

日本では、全国の新型コロナウイルス感染の患者数が、右肩上がりに急激に増加し4000人を超えた。その感染者の60%以上が感染ルートがわからない人達である。これはもう、首都圏、東京を中心に地方にまで感染者が広がっている証拠である。日本では幸い、ヨーロッパやアメリカの世界と比べて新型コロナウイルス感染者の数も死亡者も比較的低く抑えられていたのに、その事にかまけて油断し、フランスなどの徹底した封鎖(ロックダウン)を実行しなかったために感染が全国の県や地方にまで広がってしまった。もう今さら、日本政府が緊急事態宣言を出してももう遅い。それは手遅れである。今月4月の2日までに緊急事態宣言を出していれば、まだ間に合ったものの、日数はもう4月の6日になり、その4日間も何もせずに過ぎてしまった。首都東京の感染者は日ごとに増え、1000人を超えた。その大半は感染ルートがわからない感染者がほとんどである。あまりにも日本政府の対応が遅れ過ぎた。日本政府も日本国民も新型コロナウイルス疫病の恐ろしさを軽視していたのである。なぜなら、各国のドイツやフランスなどの迅速で徹底した感染封鎖はやはり功を奏しており、感染者の数は徐々にではあるが、減少してきている。やっぱり外に人が出ない事を徹底する事が一番、新型コロナウイルス疫病の蔓延を防ぐ方法だという事が分かったのである。日本はその海外の事例から学んですぐにでも、同じ対応をすべきであった。もはや自覚症状のない、いわゆるサイレント患者は日本中に蔓延している。後はアメリカの爆発的感染のような(オーバーシュート)を覚悟を決めて待つだけである。まず日本政府の対応として間違っていた1つ目は、2月頃の中国内で新型コロナウイルスの感染が爆発的に増えた時に、日本は中国人の日本への渡航禁止をすぐに出すべきであったのにそれをしなかった事である。すなわち、日本政府は中国に遠慮し、経済を優先して、中国に肩入れし、中国人の日本への渡航をダラダラと許した。これが、まず日本への感染者の蔓延を許した初動ミスである。そして2番目に東京オリンピックが延期される事に決まるや否や、首都東京の新型コロナウイルスの感染者は20人台から40人台へ、そして40人台から一気に60人から90人に増え、遂には130人を優に超えたのである。これはもう、専門家ではない素人が見ても首都東京は直ちに封鎖しなければならないと分かったはずである。よって、首都東京での感染者が40人を超えたところですぐに首都東京に緊急事態宣言を出して封鎖しなければならなかったのである。しかし、その対応も何もしないばかりに、首都東京から出て、地方に戻る人達が新型コロナウイルスを全国の県内に広める結果となってしまった。なんとも情けない話である。いずれ、この日本政府の対応の遅れは国民からの非難を浴び、その対応の責任の所存を問われる事になるだろう。

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