高田義裕の人生論

今日の格言

新貨幣論

世界中にある様々な国々の貨幣の中で、どれが一番安心できる通貨だろうか?例えば、現在、人類は78億人いるとしよう。そして、その中にあなたという1人の人間がいる。仮にあなたの名前をジョンとしよう。あなたはそれだけでジョンという立派な通貨である。しかし、世界中にたくさんいる人々の中であなたというジョンは1人しかいない。すなわち、ジョン貨幣を使えるのはあなたしかいないということだ。これではあまりにも個人的でローカルな通貨に過ぎない。しかしあなたは日頃からまじめに働いて、次第に周りの人々から信頼を得るようになった。それで、周りの人々はあなたを信用してジョン貨幣を買ってくれるようになった。しかし、ある時、ライバルであるあなたより影響力のあるスミス氏が現れた。あなたのジョン貨幣は10人の人に買われていたいたのに対し、スミス貨幣は100人の人に買われていた。すると、どちらの方がよりメジャーであり、信用できるかというと、残念ながら、スミス氏の方になる。なぜなら、単純にスミス貨幣の方がジョン貨幣よりも数が多いからである。しかし、さらに、スミス氏よりトップインフルエンサーであるマイケルが現れた。なんと、マイケル貨幣を持っている人の数は10000人もいたのである。これでお分かりだろう。貨幣の価値、すなわち、信用度の高さは、その通貨を利用している人間の数の多さで決まるということである。この世界で一番多くの人が利用している通貨はドルである。よって、通貨の信用度は、通貨の使用量の多さに比例する。よって、結論として、今もまたこの先も一番安心できる通貨はドルということになる。よって、すべての国々の人はいつ襲うか分からない大恐慌に備えて、一番、世界中で流通しているドル貨幣をいざという時のために保有しておくと良いだろう。

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