今日の箴言
神学序説
神エホバと人間との関係は、人と人との関係と同じである。人は他の人に何かをしてもらいたいのならば、まず自らが先にしてあげなければならないのである。それが人間関係の公理とも言えるものである。もし、自分は自分の方から何もしなくても先に他の人から受けるに値する人間である、と考えている人がいるなら、それは非常に図々しくて、虫がよすぎる利己的な精神の持ち主であると言える。何事も要求する前に自ら努力せよ、なのであって、もし、自分が人から好かれたいと思うのならば、何もせずにただ、自分を好きになってくれる人を待つのでは無く、まず自らが他の人を好きになる事が必要なのである。あなたが相手を好きになれば、相手も必ずあなたの事を好きになってくれるし、あなたが相手を嫌えば、相手もあなたの事が嫌いになるのである。同様に、神エホバに自分の請願を聞いてもらいたいのなら、まず自らが先に神エホバに働きかけ、常日頃、神エホバの御意志に適う事柄を熱心に行い続け、それを習慣づける事によって自らエホバに近づくのである。あなたが一歩エホバに近づけば、神は99歩あなたに近づいて下さるのである。そのように長い時間をかけて徐々に神と親しくなる事によって、神はあなたの思いもかけない時にあなたの請願を叶えて下さるのである。