高田義裕の人生論

今日の箴言

昨日日本では、警官が不審者に拳銃を発泡するという事件があった。記事によると、見た目で明らかに不審人物と判断した警察官が職務質問したところ、いきなり、ナイフをかざして、襲いかかって来たため、やむなく発泡したということである。確かにこの推移は、致し方ないことである。しかし、私は、こういう事件を聞くたびに思うことは、それでは、職務質問しなかったら、どうなっていたかと言うことである。すなわち、職務質問しなければ、こんな結果には、ならなかったのでは、と思うのである。これはどういうことかと言うと、職務質問された側の人間が、自分のことを、不審者扱いして、職務質問したこと自体に腹を立て、その行為に及んだ可能性が高いからである。要するに、警官が職務質問したことによって、そういう状況になることを、彼が全く意図せずに、誘発したとも言えるからである。このように、この事件に限ったことではなく、すべての人間関係においても、自分の言動が、災いを招くということは、良くあるからである。よって人は、まず誰かに、どういう状況で、こうしたら、どうなるか、ということを、言動を起こす前に、推測するという想像力を働かせなければならないのである。すなわち、まず、よく吟味して自分の言動を行うようにすれば、トラブルを未然に防ぐことが出来、人間関係もスムーズに行くようになるからである。

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