高田義裕の人生論

今日の箴言

真の自己肯定感とは、自己否定を肯定出来る事である。また、真の自己否定とは、自己肯定を否定出来る事である。よって、自己を否定出来る者は自己を肯定出来る事に等しい。すなわち、自己否定を出来ない者が自己肯定を出来ない者なのである。この世の中には、せっかく神から与えられた命を楽しめないで、持て余している者がいっぱいいる。そう、せっかくの自分の人生を謳歌出来ないのである。そういう人は大体、自分の事が好きでは無い。自分に自信を持てないから、自尊心がすり減っているのである。そういう人は自分を否定的に見ていると思いがちだが、実際には逆である。本当に自分を否定出来る者はまた同時に自分を肯定出来る者なのである。生きる事が辛くて自殺願望がある者は、自己否定出来ない者なのである。しかし、自己否定出来る者は自分に自信があり、自信の命を楽しんでおり、自分の人生を謳歌している。こう言った意味においては、大半の人は自分の人生を謳歌していないのである。なぜなら自分の事を否定出来る者が何処かにいるだろうか。何処にもいない。しかし、あえて自分の事を否定出来る者は自分を客観的に見るだけの心に余裕がある者なのであり、他の人から自分の事を否定されれば否定されるほど高笑いが出来る者なのである。逆に自分の事を否定出来ない者は、あえて自分の事を客観的に見る事が出来無くて、心に余裕が無く、自分を主観的にしか見れない人なのである。そういう人ほど他の人から自分の事を否定されれば否定されるほど落ち込んでしまう人なのである。

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