高田義裕の人生論

今日の箴言

神学序説

(題名)       なぜ人は神に反逆したのか。

ここに最高の生き方があるとする。そして、神は最高の生き方を人間に与えた。しかし、最高の生き方を与えられた人間はそれを最高とは自覚出来なかった。なぜなら、人は最高の生き方だけを与えられている代わりに、他の別の生き方は全く知らなかったからである。(すなわち、比べられる余地を全く与えられていなかったので、☆-1 )その最高の生き方の良さを実感出来ず、むしろ当たり前の事の様に感じていた。そのため、エバは(狡猾な蛇から今の生き方よりも素晴らしい生き方がある、と言って嘘をついたのに、☆-2)   まんまとエバはその罠にかかり、神が与えてくださった最高の生き方を捨て、遂には神に反逆したのである。

☆-1   また、エホバ神は人に命令を与えてこう言われた。園のすべての木からあなたは満ち足りるまで食べてよい。しかし、善悪の知識の木については、あなたはそれから食べてはならない。それから食べる日にあなたは必ず死ぬからである。(創世記2章16.17節)

☆-2   さて、エホバ神が造られた野のすべての野獣のうち蛇が最も用心深かった。それで蛇が女にこう言いはじめた。あなた方は園のすべての木からは食べてはならない、と神が言われたのは本当ですか。それに対して女は蛇に言った。園の木の実を私達は食べてよいのです。でも、園の真ん中にある木の実を食べることについて、神はあなた方はそれから食べてはならない。いや、それに触れてもならない。あなた方が死ぬことのないためだと言われました。それに対して蛇は女に言った。あなた方は決して死ぬようなことはありません。その木から食べる日には、あなた方の目が必ず開け、あなた方が必ず神のようになって善悪を知るようになることを、神は知っているのです。(創世記3章1~5節)

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