高田義裕の人生論

今日の格言

同じ自己否定でも2種類ある。1つは利他的愛で自分を自己否定し、相手のために自分を捨てて他の人の為に自分を犠牲にすることである。2つ目は利己的愛で自分を否定し、自殺してしまう事である。この2つの決定的な違いは、利他的愛での自己否定は自らが望んですることであり、そこには自分に対する自己肯定感が得られる。しかし利己的愛での自己否定は本来自分が望んでいない事柄であり、そこには常に自分に対して自己肯定感を持てない。この利己的愛での自己否定を持っていて、自分に対して自己肯定感が無い人に言える事は、その自信のない、コンプレックスの塊の様な自分をひとまず置いといて、自分よりも恵まれていない苦しい立場の人達に目を向け、まずその人達に利他的愛で自己否定し、相手のために自分を捨て、他の人の為に力になって挙げる事だ。そうすれば、こんな自分でも他の人の役に立つんだ、という事に気付かされ、そこから自己肯定感を得られるからである。すなわち、何かの事で気持ちが落ち込めば落ち込むほど、人から慰めて貰いたいと思うのでは無く、むしろ自分よりも苦しい目に遭って落ち込んでいる人に自分を差し出すのである。そうすれば相手からあなたは感謝され、あなたは以前よりも自分の存在意義を自らの意志でつかんだ事になる。これを少しずつ継続し続ける事によって、徐々にではあるが、自分に自信を持てる様になるのである。

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