高田義裕の人生論

今日の格言

(題名)     日本の没落

同じ日本人として危惧しているのは、日本はもはや先進国などでは無く、後進国であるという事である。世界の国々の若者達は、皆、学ぶ精神が旺盛で生き生きとしているし、ひと旗上げてやろうとベンチャー精神に溢れている。しかし日本ではもはや、その様な気迫のある若者達は圧倒的に少数であり、日本からビルゲイツやスティーブジョブズの様な人材は生まれて来ない。日本人は皆、保守的で守りの姿勢に入り、何かリスクを抱えてでも新しい未知の領域に挑戦しようという元気もなければ、それを実行に移すだけの資金力も無い。あるのはただ人間が生きていくための最低限必要な必需品を扱うだけの企業が儲けているだけである。すなわち、トイレットペーパーや洗剤や食品、またリサイクル業などの生活必需品を製造、もしくは販売している企業が潤っているだけなのである。そこには何か別の新しいものを生み出す力は無い。ただ消費しているだけで、利潤を産む様な生産的なものを開発しているわけではないのである。日本の若者はただ与えられた仕事をこなすだけのレイバーであり、自発的に何かをしようという意識が欠落している。そう、もう社会に活気が無く、お金を持っているのは年寄り達ばかりで、若者は極貧に喘いでいる。まさに今の日本は、昔の鎖国をしていた江戸時代に急速に戻りつつある。昔の様な物理的な壁や障壁が何もあるわけではないのに、精神的に壁を作っているのである。日本人は圧倒的に英語力が無くて、海外に飛び出そうという発想は無い。まさに世界の基準からおいてけぼりにされてしまっているのである。このままいけば日本はいずれ最貧国の仲間入りをするであろう。のさばるのは、官僚や政治家や公務員ばかりとなり、これはもはや民主主義ではなく、昔のロシアの様な独裁的共産主義よりも酷いことになろう。

 

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