高田義裕の人生論

今日の格言

誰もがナンバーワンになる事を目指す。しかし、人生においては、決してナンバーワンになってはいけない。なぜなら、人生はマラソンに例えられるが、ゴールは死であり、人というマラソンランナーは死ぬまで走り続けねばならないのである。すなわち、人生とは短距離競争では無く、あくまでも長距離競争なのである。マラソンにおいて、最終的にはトップランナーよりセカンドランナーの方が勝利する場合が多い。なぜならトップランナーは一番前に目指すべきランナーがいないから、自分の力を過信する事が多い。すなわち、最後のラストスパートまで力を温存しておかなければならないのに、その力を途中で無駄に浪費してしまって、自分の走るペースを自ら崩してしまい、結局はセカンドランナーに終盤で追い抜かれるからである。それに対してセカンドランナーは常に自分の前に目指すべきトップランナーが見えているから、自分の力を過信する事が無い。彼はトップランナーに振り切られない様に注意深く自分の体力を保って、自分の力を温存しながら油断せず、ひたひたとトップランナーのすぐ後ろをついて行く。そしてラストスパートで一気に貯めておいた力を全力疾走し、最後にはトップランナーを抜かして自分がナンバーワンになる事が出来るのである。要は人生とは長距離競争なのであるから、最後まで油断せずに走り切った者だけが、人生の勝利者となれるのである。

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