高田義裕の人生論

今日の格言

あなたはある人に対して100万円の負債があるとする。しかしあなたの能力上、一気に100万円を返す資力は無い。それではどうしたらよいか。それは100万円を分割して少しずつ返すという方法があるのである。これと同様に、あなたは非常に人生において困った時期があって、その時ある人に非常にお世話になり、命を助けて貰った。それでその人に負い目があるとする。あなたはその人に助けて貰った分、何とかしてお礼をしたいと思う。しかし自分の性格や能力上、その人に対して自分の命を犠牲にして捧げるとか、自分の大切なものを犠牲にしてまで相手の人に尽くすなどという大それた事が出来ない。あなたは自己嫌悪に陥るが、それは心配しなくてもよいのである。すなわち、先ほどの一気に100万円を返すほどの大きな自己犠牲を無理にする必要は全く無いのである。すなわち、その100万円分の負い目を100で割って小分けにし、毎日1万円ずつコツコツと自分のペースで返していけばよいのである。すなわち、具体的に言えば、助けて貰った相手の所へ毎日通って、夕ご飯を作ってあげるとか、相手の所に毎日通って話相手になったり、その人の悩みの相談にのってあげたりするなど、無理のない些細なお礼や親切を継続して示し続けていけばよいのである。すなわち自分が何か立派な聖人の様になって、人に対して奇跡的な施しをする必要など無いのである。要は自分の出来る範囲内で負債額を払ってしまえばそれでよいのである。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。