今日の箴言
人は今日1日の仕事を終え、疲れ切った体で自分の自宅に向かう。そして自分の車を運転しながら、ある時、ふと思うのだ。なぜ私は生まれて来たのだろう。私は自分の意志で生まれて来た訳では無いと。ただ気が付いたらもう生まれていたのだと。確かにそうである。人は自分が生まれたくて母親に自分を産むように指示したわけでは無い。物心ついた時には既に生まれてしまっていたのだ。しかし、あなた方に言うが、あなたはまだ本当には生まれていない。あなたはこれから本当に自分が生まれたいのか、生まれたく無いのかを決めるのである。これはどういうことか。すなわち、人間にとって、ただ物質的に物理的に誕生したのは本当に生まれた事にはならないのである。これは単なるきっかけに過ぎず、フランス料理で言えば、前菜に過ぎない。人が本当に生まれるとは、逆境に立たされた時、どうするかで決まる。逆境という生みの苦しみを味わって、それを乗り越えられた時、あなたは初めて人間として生まれたと言えるのである。すなわち、まだ物事がすべて順調に行っている内は、あなたの人生はまだ始まってもいないのである。いずれすべての者に試練は訪れる。その時あなたがどう行動するかによって、あなたは本当に生まれたのか生まれなかったのか自分の意志で決める事になる。幼虫が成長して殻を破り、蝶として生まれることができるか、それとも、幼虫のまま死んで行くかのどちらかなのである。
