高田義裕の人生論

今日の格言

私達は自分の力で生きているのでは決して無く、生かされて初めて生きているのである。その証拠にあなたは呼吸を自分の意識の内に行っているだろうか。いや決して、私達は呼吸を無意識のうちに行っているのである。またあなたは、自分で自分の心臓を動かしているだろうか。もし自分の意志で動かしているなら、自分で好き勝手に止めたり動かしたり自由にコントロールできるはずである。しかし実際にはどうであろうか。私達は何一つ制御出来ないのである。すなわち、自分達の体はすべてオートマチックで動いているのである。これは自分自身が自分によって生きているのでは無い事の明らかな証しなのである。

2.物事の本当の事情は外見からは、すなわち人気、評判、見た目からは決して計る事は出来ないこと。なぜなら人気や評判や見た目は多分にその時々の特殊な演出や雰囲気や気分によってすぐに化学変化する(左右される)不安定な薬物の様なものだからである。

3.すべて何かを失えば代わりに必ず何かを得、すべて何かを得ればその代わりに必ず何かを失うものなのである。例えば、名声を得れば、自由なプライベートは失われるし、金儲けを止めれば、自由な時間が得られるのである。それで究極論として、すべてを得るためにはすべてを捨てなければならず、すべてを捨てるためにはすべてを得なければならないのである。よって人間はすべてのものを得る事は出来ないから、すべてのものを捨てる事も出来ないのである。よってすべてを捨てる事とすべてを得る事は互いに等しいのである。

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