高田義裕の人生論

1進法の開発

コンピューターは0と1の二進法で出来ている。これからは1進法の時代になる。これから、1進法の概念を説明していこう。まず、前提として、0と1の代わりにnotを定義する。次に、notnotであり、notの否定はyesである。すなわち、notnot=yesである。それでは次に、notnotnotである。notnot=yesであったから、notnotの否定はyesの否定であり、notである。こうして、無限に、notnotnotnotnot…..が配列されていく。このように見ていくと、ある規則性が見いだされる。すなわち、not(否定)は、notの数、1や、notnotnotの数、3の様に常にnotの数が奇数になる。すなわち、not=2n+1で表される。それに対し、yes(肯定)は、notの数、notnotの2や、notnotnotnotのnotの数、4の様に常に偶数になる。すなわち、yes=2nで表される。すなわち、この世の万物すべては否定から始まったのである。よって、すべては0と1の二進法ではなく、notだけの1進法で表すことができる。そこから、すべての数は、(否定)か(肯定)すなわち、奇数か偶数のみで区別され、notだけで(否定)と(肯定)もしくは、奇数と偶数の二進法を造ることができる。ここで、notからすべては始まったとすると、万物の初めには、何か否定される存在があることになる。すなわち、始まりは何もないことから始まったのではなく、ある存在が始まりよりも既にあって、その存在を否定することで始まりが生じたということである。これは例えれば、病気が存在しない所から病気が存在した、ということに置き換えられる。これは理解し難いジレンマとパラドックスである。すなわち、何事も原因があって、結果が生じるという大前提、もしくは、過去の後に未来があるという自明の順序が逆になっているということである。すなわち、この我々の住む世界は、その初めから、非常な矛盾性をはらんでいることになる。例えば、次郎は病気になった。その後、次郎は死んだ。という原因と結果の法則が成り立たず、次郎は死んだ。その後、次郎は病気になった。と未来と過去が逆転しているのである。よって、万物は我々人間の常識を遥かに超えた所から成り立っているのである。まさに、後が先に来て、先が後になるのであり、未来が先に来て過去が後にくるのであり、親が後に産まれ、子が先に産まれる、ということであり、子が親を産み、親は子から産まれたということになるのである

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